公開日 2016年05月24日
今年2月に68歳で亡くなった元神戸学院大教授・当近畿連合会元監事「大島俊之さんをしのぶ会」が下記日程で開かれます。大島さんは性同一性障害(GID)法研究の第一人者で弁護士。今回、GID関係者により開かれるものです。
日時:5月28日(土)午後2時
場所:大阪市北区梅田2-6-20 パシフィックマーク西梅田14F 梅田ガクトホール
お問合せ:NPO法人「関西GIDネットワーク」 TEL06-6346-0569
“大島俊之氏をしのぶ会”
2016年2月19日に肝硬変で逝去した徳島県人会近畿連合会元監事“大島俊之氏”をしのぶ会が、有志の主催で梅田ガクトホールにおいて、NPO法人『関西GIDネットワーク』の協力により行われました。大阪医科大学准教授康純氏の開会挨拶を機に、14時過ぎよりしのぶ会が始まりました。まず列席者による焼香から始まり、ご家族の奥様・娘さんから順次行いました。その後、参列者による大島氏との思い出等が語られました。城南高校後輩の私が指名され、城南高校同窓会近畿支部の話し主にしました。思い出すと、風前の灯火同然の城南高校同窓会近畿支部長を、よくぞ引き受けてくれたものだと改めて痛感です。お互いの認識は、近畿支部解散の時の責は二人で負おうとのもので、学者に不名誉をお願いする決断でしたが、快く受けていただきました。またそれを機に、徳島県人会近畿連合会に関わりを持っていただき、会計監事を受けてもらえ、逝去されるまで適正監査をしていただきました。学者から弁護士へと転身しましたが、これも城南同窓会に関連する弁護士事務所に入り弁護士会費を納入し続けて、違った社会貢献していたようです。しのぶ会では、様々な関係者が大島氏の“性同一性障害”を世に認知させ、その後の社会認識が変化している状況を話してくれました。みなさんのこれまでの努力を実感し、人間の平等について改めて考えさせられる時間でした。大島氏の研究者としての基本もそこにあったように感じました。人間が平等であるとの絶対認識があれば、人それぞれの多様性について認められると思うのは私のみではないと思います。土肥さんが弔辞として、大島氏とのいきさつや思い出等を話され、大島氏の好きなワインを祭壇に置き、自身も味わいながら大島氏の功績を語られました。 会の最後に、奥様と娘さんのお二人よりご挨拶があり、亡くなる前の経緯や娘さんの研究等々を話していただきました。16時の閉会時刻となり、思い出話を残しながら“しのぶ会”を閉会しました。
大島俊之氏をしのぶ会”レポート
2016年 5月 28日
城南FS会 会長 糸田川 廣志